研究課題/領域番号 |
18K04640
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
吉野 悟 日本大学, 生産工学部, 准教授 (80594788)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 湿度試験 / ガス発生剤 / テトラゾール誘導体 / 硝酸塩 / 経時安定性 / 分光分析 / 熱分析 / 湿度環境下の劣化特性 / エアバッグ用ガス発生剤 / テトラゾール類 / 硝酸グアニジン / 定量分析 / エアバック用ガス発生剤 / アゾール化合物 / 劣化特性 / 経時変化 / アゾール系ガス発生剤 / 寿命予測 / 湿度環境条件 |
研究成果の概要 |
自動車用エアバッグシステムは四季等によりさまざまな環境条件に暴露されるが必要な際にバッグが正常に展開することが求められる。 本研究では、エアバッグシステムの基剤であるガス発生剤の環境条件における化学的安定性の検討を目的としてアゾール誘導体および硝酸塩を恒温・恒湿条件下に一定期間保存する湿度試験を行い,暴露サンプルについて分光分析および熱分析により劣化特性を検討した。 エアバッグ用ガス発生剤のライフサイクルにおける劣化特性の把握のための湿度試験評価手法が確立された。塩(水和物)を形成する物質および吸湿性が高く脱水性が低い物質は熱分解特性の変化が懸念されることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガス発生剤として利用実績のある物質およびその誘導体を湿度環境条件に暴露し、化学構造変化および熱的特性の変化を検討した。アミノテトラゾールは水和物を形成により熱的特性への影響があり、硝酸塩類は吸湿性が高く脱水性が低い物質は熱分解特性への影響が懸念されることを明らかにした。物質を系統的に評価することにより、化学構造と劣化特性の関係の解明に資する知見が得られた。エアバッグ用ガス発生剤のライフサイクル劣化特性として湿度試験評価手法を確立した。この評価手法は他の化学物質に適用可能であり、ライフサイクルにおける化学物質管理のための基礎となる評価手法として期待される。
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