研究課題/領域番号 |
18K04642
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 公立諏訪東京理科大学 |
研究代表者 |
上矢 恭子 公立諏訪東京理科大学, 工学部, 講師 (10803356)
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研究分担者 |
須川 修身 公立諏訪東京理科大学, 工学部, 教授 (60162856)
岡 泰資 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (10240764)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ニオイ / 火災感知 / 酸化熱分解 / 定量測定 / 定性測定 / アルデヒド系 / 香料 / 誤検知・誤報 / ニオイ分析 / 室内空気 / ニオイ比較 / ニオイの質 / FT-IR / 成分分析 / 木材のニオイ / 定量分析 / 定性分析 / 火災臭 / 生活臭 / ニオイマップ / 燃焼実験 |
研究成果の概要 |
火災発生時には,煙や熱の他にニオイも発生しており,在館者がきな臭いあるいは通常と異なるニオイにより火災に気付づくことも多い.住宅用のニオイ火災感知を検討するには,誤報や誤検知の観点から,生活の中で発生するニオイ分析により違いがあるか否かを明らかにする必要がある.可燃物の酸化熱分解時に発生するニオイと,様々な用品に添加されている香料のニオイをそれぞれ計測し,ニオイの差があるか否かを検討した.その結果,可燃物の酸化熱分解時にはアルデヒド系の物質の検出及びニオイの類似度の上昇が見られたが,香料はアルデヒド系の類似度は低かった.このことから,香料では火災の誤検知とならない可能性が高い事が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
火災発生時には,煙や熱の他にニオイも発生しており,在館者がきな臭いあるいは通常と異なるニオイにより火災に気付づくことも多い.火災発生は新築建物より長年生活した建物で発生することが多い.生活内では様々なニオイが発生しており,ニオイによる火災感知には,生活臭を考慮する必要がある.木材やプラスチックの熱分解時に発生するニオイ分析を行う.また,香料等の生活空間のニオイを定性・定量時に測定し,木材やプラスチック材料等の酸化熱分解時に発生するニオイをそれぞれ明らかにし比較し,生活臭が誤報となる可能性があるか否かを検討し,既存の火災感知器よりも早くに感知する可能性があるニオイ火災感知器の開発の一助となる.
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