研究課題/領域番号 |
18K04657
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
佐治 斉 静岡大学, 情報学部, 教授 (10283334)
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研究分担者 |
田村 裕之 総務省消防庁消防大学校(消防研究センター), その他部局等, その他 (70358795)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 画像処理 / 交通情報 / 大規模災害時道路情報 |
研究成果の概要 |
本研究は、大規模災害時における迅速・安全な救助活動に寄与することを目標にしたものである。災害後の広域状況把握のために、多くの消防防災組織や警察組織などが所有しているヘリコプターから撮影された上空映像やディジタル地図情報と、多くの自動車メーカーが所有しているプローブカー情報の統合利用を検討した。そして、それぞれの情報の時間的・空間的特徴に基づく新たな情報解析手法により、広域道路上の車両通行情報と、道路周辺の環境情報の自動把握が可能となるシステムを考案し、試作プログラムを実装した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
消防防災に関わる国内外の研究として、空撮映像や車両の通行情報などの一時的な局所情報を活用することで、救助活動に役立てることを目標とするものが多い。しかし、大規模災害時の救助活動においては、道路上の交通流の常時監視と、道路周辺の被災状況といった、連続時間で広域情報の把握が必要となる。本研究では、上空映像と車両動体情報という時間的・空間的特徴の異なる複数の情報を統合活用することで、大規模災害時の救助活動に必要な多くの情報を正確・迅速に生成することを可能とするものであり、これまでの防災に関わる研究とは学術的にも社会的にも異なるものである。
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