研究課題/領域番号 |
18K04675
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 総務省消防庁消防大学校(消防研究センター) |
研究代表者 |
鈴木 佐夜香 総務省消防庁消防大学校(消防研究センター), その他部局等, その他 (50714135)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 市街地火災 / 大規模火災 / 火の粉 / 林野火災 / 着火 / 輻射熱 / 輻射 / 大規模屋外火災 |
研究成果の概要 |
屋外火災拡大は接炎・輻射・火の粉によっておこるが、既往の研究では個々の火炎拡大機構にのみ注目しており、複合的な影響に関しては検討がされていなかった。本研究課題では輻射熱と火の粉による複合的な着火機構に関して検討を行った。火の粉発生装置と輻射熱板を用いた実験装置を作成し、風速を変化させて実験を行った。外部からの輻射熱による予熱時間の変化と火の粉を加えた場合の着火にかかる時間の変化より、定量的な関係を見出した。風速が上がると対流による熱損失が増えること、また、火の粉の温度があがることにより、外部からの輻射熱による影響は小さくなることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は輻射熱と火の粉による複合的な着火機構に関して初めて研究されたものである。これまでわかっていなかった有風下での火の粉の熱量に関して一定の知見を得ることもできた。また、研究成果によって屋外火災における火炎拡大の予測、それに伴う火災時のリスク評価をより正確にすることが可能となる。火の粉による飛び火は近年着目されているが、大規模火災において飛び火の着火危険性を評価することに役立つ。
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