研究課題/領域番号 |
18K04693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26020:無機材料および物性関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
矢島 健 東京大学, 物性研究所, 助教 (10597800)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 複合アニオン化合物 / 新物質探索 / 酸水素化物 / 水素化物 / 複合アニオン / ヒドリド |
研究成果の概要 |
本研究では、水素化物イオン(ヒドリド)の特徴に着目しヒドリドを多く含む化合物の探索を行った。その結果、特異な結晶構造を有しヒドリドを高密度で含有する新規チタン水素化物を発見し、ヒドリド由来の特異な電子状態を有することを見出した。また従来よりも1.5倍から2倍の高濃度でヒドリドを含む新規遷移金属酸水素化物を発見、および元素置換によるヒドリド量および物性の制御に成功した。今後イオン伝導性や触媒能など機能性材料としての展開が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水素化物イオン(ヒドリド)は、酸化物イオンをはじめとする一般的なアニオンと比べて大きく異なる特徴を有し、従来のセラミックスを超えた機能性が期待されている。しかし既存物質が少ないこと、およびそれらに含有されるヒドリド量が少ないことが問題点として挙げられる。そこで本研究では、従来よりも高濃度にヒドリドを含有する新物質を探索した。その結果、従来にない新構造を有し高濃度にヒドリドを含有する新規水素化物や、従来よりも最大2倍の濃度でヒドリドを含む新規遷移金属酸水素化物の合成に成功した。
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