研究課題/領域番号 |
18K04750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26040:構造材料および機能材料関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
永瀬 丈嗣 大阪大学, 超高圧電子顕微鏡センター, 准教授 (50362661)
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研究分担者 |
當代 光陽 新居浜工業高等専門学校, 環境材料工学科, 准教授 (10610800)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 生体材料 / ハイエントロピー合金 / 熱力学計算 / 凝固 / 鋳造 / 高エントロピー合金 / 材料組織 / 合金設計 |
研究成果の概要 |
生体用ハイエントロピー合金(High Entropy Alloys for metallic Biomaterial, BioHEA)として開発がすすむTiNbTaZrMo BioHEAの凝固組織を、液相線温度および液相線温度における分配係数の熱力学計算結果と比較を行い、等軸デンドライト組織における元素分配が、熱力学計算結果によりよく説明できることを明らかとした。非等原子組成比Ti1.4Zr1.4Nb0.6Ta0.6Mo0.6合金を開発し、等原子組成合金に比べ優れた機械的性質を示すこと、細胞試験の結果からCP-Tiに匹敵する高い生体適合性を示すことを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化社会をむかえた現在において Quolity of Life (QOL)を支える新たな生体用金属新素材の開発が急務になっている。本研究により、生体適合性はCP-Tiと同程度でありながらその力学特性は既存のTi合金を大きく上回る生体用金属新素材、すなわち、強度-生体適合性バランスにおいて従来材料では実現できない特性をしめす生体用金属新素材の開発を達成した。
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