研究課題/領域番号 |
18K04790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26050:材料加工および組織制御関連
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
研究代表者 |
大越 昌幸 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 電気情報学群, 教授 (70283497)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | スマート窓 / ポリカーボネート / シリコーン / フッ素レーザー / エキシマランプ / 耐熱性 / 超撥水性 / 微小電極 / レーザー / 表面改質 / スマート窓材 |
研究成果の概要 |
本研究では、シリコーン系ハードコートが施されたポリカーボネート(PC)表面に、波長157 nmのフッ素レーザーを照射することにより、耐摩耗性のみならず、耐熱性・耐紫外線性を有する、次世代型電気自動車用PC窓材の開発を行った。また、開発したPC窓材表面に耐候性・耐スクラッチ性を有する微小電極としてのAl薄膜を位置選択的に形成するレーザー微細加工技術を確立して、微小スマートスピーカーの埋め込みを指向した新たなスマート窓材開発のための基礎的成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義および社会的意義は、①シリコーンハードコートが施されたPC表面にフッ素レーザーを照射することにより、真空装置を必要とせず、シリコーンとの密着性が高いSiO2改質層が形成できること。②PC窓材上に形成した微小電極としてのAl薄膜へのフッ素レーザー照射により、緻密で極薄いAl2O3酸化改質層を形成して耐候性・耐スクラッチ性を発現させるとともに、強密着性を実現できること。③マイクロスピーカーの埋め込みを指向したスマート窓材開発の基礎的成果が得られること。④フッ素レーザーに代えてエキシマランプを用いることにより、次世代型電気自動車用PC樹脂窓材の量産車への適用が可能になることである。
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