研究課題/領域番号 |
18K04978
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
野村 孝徳 和歌山大学, システム工学部, 教授 (80222206)
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研究分担者 |
最田 裕介 和歌山大学, システム工学部, 助教 (30708756)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 位相計測 / ランダム位相変調 / ホログラフィ / 低コヒーレンス光源 / 位相変調 / 計算イメージング / 波面分割位相シフト法 / ディジタルホログラフィ / ディジタルホログラフィー / 定量位相計測 |
研究成果の概要 |
簡単な光学系を用いて位相分布を計測する手法であるランダム位相変調を用いたインラインディジタルホログラフィを提案し,光学実験により有用性を実証した.これまでは,位相像を取得する際に不要な像が重畳し,それを取り除くために複雑な光学系や特殊な素子が必要であったが,提案手法では拡散板(すりガラスのようなもの)を光路中に挿入のみによって実現している.光学系の簡素さに対するトレードオフとしてコンピューターによる処理が必要であるが,その計算量が多くないことも特徴である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療分野において,無色透明な細胞を観察する技術が必要とされている.本研究では無色透明な細胞を染色することなく,細胞の空間的な分布を観察する手法を提案している.これまでの手法は平面内の分布の観察にとどまり,空間的な観察にはカメラの移動が必要であり,瞬時計測は困難であった.本手法はホログラフィの技術を採用することにより,単一露光による観察を実現している.また,提案手法は光源に低コヒーレンス光源を用いることが可能であり,LEDを光源として使用することができる.このことは系全体が小型化され可搬性の高い系が実現可能であること示唆している.
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