研究課題/領域番号 |
18K05014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
野口 拓郎 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 准教授 (90600643)
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研究分担者 |
岡村 慶 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 教授 (70324697)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 海底下現場計測 / 間隙水 / 重金属元素 / 現場濃縮 / 金属元素 / 濃縮 / 海底下観測 / 時系列センシング / 地球化学 |
研究成果の概要 |
本研究は、海底鉱物資源の効率的な探査や、開発時の環境影響調査に資する“海底下長期観測システム”の開発、ならびに運用手法の構築を目指したものである。先行研究で開発を進めてきた現場間隙水採取装置等の海底下観測機器を改良し、海底での長期的な物理化学モニタリング機能を追加したほか、観測現場においてハウジング化した固相抽出樹脂を用いて元素濃縮する機能を実装した。コロナ禍の影響により、当初予定していた深海調査での運用試験を実施することができなかったが、耐圧試験機内での運用試験により各種データの獲得が進んでおり、実環境での運用が可能な状態となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、海底下の物理化学環境を中長期的に連続観測するとともに、化学・同位体分析に向けて間隙水からの重金属元素の現場濃縮機能を付加する技術開発である。本研究成果の学術的・社会的意義としては、開発した装置を運用することによって、例えば海底熱水活動域など非従来型資源埋蔵域において、有用金属がどこに・どのように偏在するかを直接観測することが可能になることから探査手法として活用できるほか、将来の海底資源開発に向けて効率的な元素回収計画の立案が可能となる。また、有害元素の拡散による海洋汚染のリスクを評価することが可能となる。
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