研究課題/領域番号 |
18K05026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分32010:基礎物理化学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
赤井 伸行 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (50452008)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | オゾンー分子錯体 / 赤色光反応 / マトリックス単離赤外分光法 / 光反応機構 / オキシド化合物 / オゾン-分子錯体 / N-オキシド生成 / 三重項ポテンシャル / マトリックス単離分光法 / 可視光反応 / オゾン‐分子錯体構造 / 新規化合物 / オゾン錯体 / 赤外分光法 / 低温化学 / 吸収増強 / マトリックス単離法 / 分光法 / 量子化学計算 |
研究成果の概要 |
オゾン単体の紫外光反応は詳細に研究されているが、可視光反応はあまり着目されていない。しかし、ある種の分子と分子錯体を形成することで可視光吸収が増強されることから、その増強機構や可視光による光反応性に興味が持たれている。 本研究ではオゾン-アミンやオゾン-硫黄化合物の光反応を研究することで、オゾンからアミンなどへ酸素原子が移動する温和な反応が起きることを見出し、複数の新規オキシド分子を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大気反応モデルで要求されるオゾン-アミン分子錯体の振動スペクトルを測定できたことに加えて、赤色光という低エネルギーの光照射でもオゾンから酸素原子がアミンへ移動しN-オキシドができることを見出した。また、この反応が酸素とアミンの三重項ポテンシャル上で進行することを見出した。 本研究から選択的なオキシド化合物の生成法を確立できる可能性がある。現在、化合物中の窒素や硫黄原子に温和な反応で選択的に酸素を付加させることができている。この研究を発展させることで有用なオキシド化合物の選択的合成が可能になる。
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