研究課題/領域番号 |
18K05059
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分32020:機能物性化学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田浦 大輔 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (20622450)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 超分子 / 二重らせん |
研究成果の概要 |
本研究では、光学活性な相補的二重らせん分子が創出するキラルな空間にアキラルな二官能性の有機分子触媒部位を導入することで、二重らせん分子がシクロヘキサノンとp-ニトロベンズアルデヒドの直接アルドール反応に対する不斉触媒として十分に機能することを初めて実証するとともに、キラルアミンによって一方向巻きに片寄った二重らせん骨格に導入したアントラセン誘導体の高不斉選択的光二量化反応 (98% ee) にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNAのらせんキラリティを巧みに活用したハイブリッド不斉触媒の報告例はあるものの、人工二重らせんを基盤とする超分子不斉触媒や二重らせんのキラル空間に由来する不斉反応の開発に関する研究例は、研究代表者の報告以外にはほとんどない。すなわち、本研究成果は、キラルならせんが創出する空間が不斉選択性の発現に極めて重要であることを実証するだけではなく、既存の方法では実現が困難な不斉反応の開拓にも繋がり、その学術的・社会的意義は極めて大きい。
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