研究課題/領域番号 |
18K05065
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分32020:機能物性化学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
山田 順一 兵庫県立大学, 物質理学研究科, 教授 (90191311)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 有機分子性導体 / p型半導体 / ドナー分子 / 三次元的相互作用 / カルコゲン原子 / 重なり積分 / 有機電界効果トランジスタ / 有機π電子ドナー / 分子性導体 / 新しい物性 |
研究成果の概要 |
有機分子性導体およびp型半導体における三次元的相互作用の発現に関しては,まだ十分に研究されていない。本研究では,分子の両側面に導入された硫黄原子に起因する二次元的side-by-side相互作用に加えて,分子の長軸方向に沿った末端にカルコゲン原子を導入してend-to-end相互作用を発現させることにより,三次元的相互作用が期待できる新しいドナー分子の設計と合成を行い,さらに,三次元性に基づく導電性と移動度を探索した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機超伝導体を始めとした分子性導体のドナー成分および有機電界効果トランジスタ(OFET)に用いられているp型半導体の開発研究では,これまで二次元的相互作用の発現が主流であった。本研究では,三次元的相互作用を発現する新しいドナー分子を構築するための合成戦略を打ち出し,弱いながらも三次元的相互作用が示唆されるドナー分子の構築に成功した。この合成戦略に従ってドナー分子の設計・合成をさらに行えば,三次元性に基づく高温有機超伝導体や高性能OFETの開発に繋がることが期待される。
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