研究課題/領域番号 |
18K05110
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
|
研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
末木 俊輔 武蔵野大学, 薬学部, 講師 (90580118)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | Z型配位子 / 酸化的脱水素反応 / 1,4-アザボリン / レドックス異性化 / リンスルフィド / 触媒反応 / ルテニウム / ロジウム / レドックス異性化反応 / エンイン / アザボリン / ホスフィンスルフィド / 水素移動型反応 / Z型配位子錯体 / アゾベンゼン / 速度論解析 / 固体発光 |
研究成果の概要 |
ハロゲン化ホウ素に対し、含窒素ハロゲン基質またはモノホスフィンとの反応により窒素またはリン部位をもつ新規Z型配位子を行ったところ、生成物の不安定性のためか所望のZ型配位子は得られなかったものの、その研究過程においてルテニウム触媒およびカルボジイミドを水素受容体とするアルコールの酸化的脱水素反応やアリルアルコールのレドックス異性化反応、チオシアン酸塩を用いたホスフィンスルフィドの新規合成法、1,4-アザボリン合成法などの興味深い知見を見出すことができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初計画したZ型配位子の合成は未だ検討中ではあるが、その過程で特異な固体発光を示す1,4-アザボリンの新規合成法を発見することができた。またZ型配位子合成の過程において見出したルテニウム触媒およびカルボジイミドを用いたアルコールの酸化的脱水素反応ではカルボジイミドを水素受容体として利用する最初の例であることや、これまで硫黄源としての利用がなされてこなかったチオシアン酸塩の新たな側面を見出し、ホスフィンスルフィドの新規合成法へと展開するなど学術的に興味深い知見を得るとともに、広く利用してもらえる方法論を供出することができたと考えている。
|