研究課題/領域番号 |
18K05139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34010:無機・錯体化学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
田中 裕也 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (90700154)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 分子ワイヤー / 有機金属錯体 / 長脚配位子 / 表面増強ラマン / ブレイクジャンクション / ルテニウム / メタルアセチリド / 単分子電気伝導度 / ラマン分光 / 有機金属 / 分子接合 / 多脚配位子 / 分子エレクトロニクス / 界面 |
研究成果の概要 |
伝導度の揺らぎが少なく、安定な分子接合を形成する多脚配位子を有する分子ワイヤーの開発を目的とし、配位子に立体障害となる長脚配位子を導入した分子ワイヤーを設計・合成した。長脚配位子は分子ワイヤー主鎖が電極と接合した際に接合角度を制御することが可能であり、分子接合による伝導度分布の狭小化が見られた。また界面での接合構造のばらつきが抑制されたことが表面増強ラマン分光により示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分子と電極が結合した分子接合は太陽電池や有機EL、有機OFETなど次世代の有機デバイスに不可欠な構造である。そのため接合の状態制御によりその物性が制御できれば、様々なデバイスの効率や性能向上が見込めるため、学術的のみならず社会的に意義深い。本研究では分子の立体的な構造を適切に設計することで、電気伝導度のゆらぎの抑制や、分子と電極の相互作用を変調することが可能となることを見出したことから、有機デバイス進展に寄与するものと期待している。
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