研究課題/領域番号 |
18K05163
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
金 幸夫 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (40186367)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | マイクロ流路 / バイポーラー電極 / 顕微分光 / 電気化学検出 |
研究成果の概要 |
2本の独立したマイクロ流路を電極で接続した2流路バイポーラー電極センサーを提案し、そのセンサー特性を検討することを目的とした。2本の流路を、それぞれ試料溶液を流す試料流路、観測信号生成反応を起こす検出流路とすることで、信号生成物の空間的分離と蓄積が可能となり、高感度化が期待される。本研究では、上記アイデアを、置換ストリッピングボルタンメトリおよびその蛍光検出で実証した。センサーの応答特性を明らかにし、さらに高感度化へ向けた設計指針に基礎的情報を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属イオンの高感度検出は、環境分析のみならず、化学分析の重要分野である。本研究では、省スペース、試薬低減等に優れたマイクロ流路と、電極反応部位を空間的に分離できるバイポーラー電極、両者の特長を組み合わせた新規センサーを提案した。これにより、新たな高感度電気化学センサーを提案するとともに、蛍光検出と組み合わせてより一層の高感度化を図った。本研究成果をもとにセンサーの最適化を進めれば、実験室だけでなくフィールドにおいても有用なセンサーとなることが期待できる。
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