研究課題/領域番号 |
18K05319
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37010:生体関連化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
麻生 真理子 九州大学, 薬学研究院, 准教授 (30201891)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リジン修飾 / 環境応答型蛍光 / 反応性核酸 / ソルバトクロミック蛍光 / 蛋白質修飾 / 蛍光 / リジン残基 / 蛋白質 / リジン / 蛍光修飾 / DNA |
研究成果の概要 |
蛋白質の相互作用検出への応用を目的に、標的蛋白質のリジン残基を、周囲の環境をモニターする蛍光基に変換する修飾分子の開発を行った。核酸部を結合したリジン修飾分子を用いて、核酸結合性標的蛋白質のリジン残基の蛍光基への変換に成功した。核酸の結合の有無により、蛍光強度の変化がみられることを確認した。蛍光基の構造修飾を行い、安定性が向上した蛍光分子を得た。また、新規有用蛋白質創出を目指し蛍光と有用な機能を同時に蛋白質に導入する分子の開発を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回開発したリジン修飾分子は蛋白質親和性の核酸部をもち、標的蛋白質に結合し、緩和な条件でリジン残基を環境応答型蛍光基に変換することができた。修飾蛋白質は核酸の結合の有無により、蛍光強度の変化がみられることが分かり、蛋白質相互作用の検出する分子設計の妥当性を示した。また安定性が向上した蛍光分子や異なる物性を持つ蛍光分子を見出し、これらを生成する修飾分子の合成法を確立した。これらの成果により本手法を用いた蛋白質修飾の更なる展開が可能となった。
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