研究課題/領域番号 |
18K05328
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37010:生体関連化学
|
研究機関 | 公益財団法人九州先端科学技術研究所 |
研究代表者 |
宇田 泰三 公益財団法人九州先端科学技術研究所, マテリアルズ・オープン・ラボ, 特別研究員 (20232837)
|
研究分担者 |
田口 博明 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 教授 (20549068)
一二三 恵美 大分大学, 全学研究推進機構, 教授 (90254606)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | beta-amyloid / Tau protein / catalytic antibody / two functional / スーパー抗体酵素 / β-amyloid / Tauタンパク質 / 認知症 / scFv様分子 / 抗体酵素 / アミロイド / タウ蛋白 |
研究成果の概要 |
本研究はアミロイドベータ (A-beta)およびタウタンパクの両方を分解するヒト型スーパー抗体酵素の取得から始め、次いで、それらの可変領域部分をリンカーで繋げたscFv様分子を遺伝子工学的に作製した。ついでA-betaおよびタウのFRET-抗原を合成し、これらに対する分解活性(ペプチダーゼ活性)を調べた。その結果、このscFv様分子は両抗原を同時に分解することが分かり所期の目的を達成した。さらに、このscFv様分子の95番目に存在するPro95を欠失させる変異を導入したところ、その酵素活性は4-5倍程向上し、かつ、A-betaの凝集を完全に阻止した。これは所期の計画を上回る成果であった
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、複数の抗原を同時に分解できる高性能分子を人為的に作製することを示した点において学術的に高く評価される。また、この新型機能を有する分子薬はこれまで世間には存在しなかったために将来の新型医薬品開発へと繋げる意味合いにおいて社会的に価値がある、と考えられる。
|