研究課題/領域番号 |
18K05333
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
犬塚 俊康 岐阜大学, 高等研究院, 助教 (50467271)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 渦鞭毛藻 / 長鎖ポリオール化合物 / 単離 / 構造解析 / ポリオール / NMR / MS/MS / 分解反応 / 単離・構造解析 |
研究成果の概要 |
渦鞭毛藻が生産する特異な構造や機能をもつ長鎖ポリオール化合物の生物学的機能解明や利活用へ向けて、様々な渦鞭毛藻由来化合物の同定研究を実施した。 渦鞭毛藻Amphidinium sp.から新たに8種類の化合物を見出し、amdigenol Dなど2種類の化合物の構造決定に成功した。同一渦鞭毛藻から見出した化合物は分子サイズが分子量1276~5148と非常に幅広いが、共通部分構造が多数存在する、他種由来化合物とは炭素鎖末端構造が異なる、等の化合物機能に関する知見を得ることができた。 渦鞭毛藻Symbiodinium sp.から、これまで数例しか同定例のない分子量3000以上の物質を新たに発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分子量数千の複雑で大きな生物由来機能性物質は、分析手法や合成技術の発展とともに有効活用することが容易となり、現在注目されている。本研究では、これら物質の生物学的機能解明も見据えた物質同定を行った。 渦鞭毛藻Amphidinium sp.が生産する化合物を新たに8種発見し、既知物質も含めて類似性や多様性を比較した結果、生物種の違いと分子認識に関わると推定される構造的知見を見出すことができた。 また、他種の渦鞭毛藻からも新規化合物を複数発見し、渦鞭毛藻が多様な構造の長鎖ポリオール化合物を生産する証左を得た。
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