研究課題/領域番号 |
18K05354
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
小堀 哲生 京都工芸繊維大学, 分子化学系, 教授 (00397605)
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研究分担者 |
和久 友則 京都工芸繊維大学, 分子化学系, 准教授 (30548699)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 表面増強ラマン散乱 / DNA / RNA / ラマン散乱 / SERS / 核酸 / イメージング / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
これまでのSERS測定は、シグナル強度の揺らぎや再現性の低さから、これまでその利用は生体分子の定性分析にしか利用されていなかったが、本研究期間において我々は、内標と生体分子応答部位とが同一分子内に組み込まれたラマンタグを利用した定量SERS法を開発することで、SERS現象発見以来の課題であったSERSシグナルの定量化・規格化を実現した。開発した核酸測定系を利用することにより、極低濃度の標的核酸の検出に成功している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サイレント領域にラマンシグナルを発するラマンタグを2つ導入したSERSプローブを利開発したことで、簡便かつ高感度な核酸測定系の実現に成功した。本手法における核酸検出感度は、蛍光タグを利用した従来の核酸測定法と同程度であることを示すことに成功している。また、ラマン顕微鏡を利用したマッピング測定にSERS測定系を融合可能であることも実験から証明しているため、ラマン分光測定の新たな可能性を示す結果として大いに評価できる。
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