研究課題/領域番号 |
18K05369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38010:植物栄養学および土壌学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
長尾 眞希 (浅野眞希) 筑波大学, 生命環境系, 助教 (80453538)
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研究分担者 |
和穎 朗太 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境変動研究センター, 上級研究員 (80456748)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 土壌団粒 / 土壌団粒階層性 / 土壌有機物 / STXM / 土壌有機無機相互作用 / NEXAFS / 放射光分析 / 顕微分析 / マルチスケール解析 |
研究成果の概要 |
本研究は「健全な物質循環を駆動する多様な土壌微生物群集を養う土壌団粒は、どのような構造的特徴を持つのか?」という問いを掲げ、①火山噴火後の異なる土壌発達段階にある土壌および、②ミミズが作る土壌団粒と対照となる非生物的な土壌構造、を用いて微小土壌団粒内の炭素および窒素の元素分と化学状態の分析と、X-CT分析から土壌孔隙の多様性について解析を行い、生物活性の高い土壌に含まれる構造の特徴を考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球温暖化に対する土壌有機物の寄与や、持続可能な土地利用という全球的な問題を背景に、土壌構造と微生物群集の関係は世界的に注目されており、土壌微生物の機能発現に寄与する基本的な土壌因子に対する知見の要求が高まっている。日本では、特に固体分析を用いた土壌有機-無機相互作用に関する研究について立ち遅れている状況である。このような研究動向の中で本研究は、世界的にも先端的な手法を実施し、上記の国内外の学際領域が要求する知見を提供しうるものである。さらに、土壌に微生物を導入するための資材開発や、これまで環境中に導入しても効果的に発現しなかった有用な微生物機能を活用できる技術展開にも貢献できる。
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