研究課題/領域番号 |
18K05404
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
安部 博子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (40363220)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 出芽酵母 / 細胞壁 / 糖鎖 / 免疫細胞 / 酵母 / 糖鎖改変 / 免疫 / アジュバント |
研究成果の概要 |
糖鎖改変酵母の細胞壁成分は野生型酵母よりもマクロファージ細胞における炎症性サイトカインの産生活性が低いことがわかった。BMDCにおいては、マンノース8個からなるN-結合鎖(M8)を持つ酵母株の細胞壁成分が多くのサイトカインを誘導すること、またM8株の中にはサイトカインの産生を抑制的に制御するものがあることが明らかになった。加えて、M8株の細胞壁成分の中には脾臓通常型樹状細胞(cDC)においてDectin-1の発現を強く誘導する活性があることが示された一方で、抗原特異的IgA抗体の誘導能を付与することができるレチノイン酸合成酵素の発現を強く誘導することができるものを見出すことはできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
出芽酵母の細胞壁を構成するマンナンは全身性免疫を活性化することが知られている。免疫細胞の活性化の程度はリガンドの量や分子量、構造によって左右されることから、細胞壁成分の構造や組成を変えることができれば、より強いIgA抗体およびIgG抗体産生誘導能の獲得に繋がり、そのような細胞壁構造の情報は効果的なワクチンの開発に役立つ。
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