研究課題/領域番号 |
18K05465
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38040:生物有機化学関連
|
研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
矢島 新 東京農業大学, 生命科学部, 教授 (30328546)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 有機合成化学 / 天然物合成化学 / 不斉合成 / 天然物合成 / 全合成 / 光学分割 / 生物活性物質 / 天然物化学 / 生合成 |
研究成果の概要 |
本研究では新規な3つの立体選択的反応、1)不斉ジヒドロキシ化による立体選択的ヒドロキシ基の導入と炭素鎖伸張法の開発、2)α-リボフラノシドの立体選択的合成法の開発、3)酵素法によるキラルビルディングブロックの合成について全て実現することができた。開発した反応を用いていくつかの生物活性天然物の合成への応用について展開し、ビサボラン型セスキテルペン類、vioraceoid類の合成を達成した。また、amphidinの配糖化部位の合成や、北側部位の合成にも成功した。さらに酵素反応の検討による知見を生かし、zealexin類の合成への展開にも成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病原性微生物に対する薬剤の開発には新奇な作用機構を見いだすことが重要となっている。また、抗生物質の乱用により発生した多剤耐性菌の問題解決のために、いかに選択的に標的の微生物を制御するかが重要である。そこで、ユニークな抗菌スペクトルを有する化合物を起点とし、構造活性相関や化学生物学的研究により、新奇抗菌薬の開発に繋げるための基礎研究を展開することが本研究の意義である。 研究対象とした両化合物群の合成を通じ、様々な化合物の合成に適用可能な方法論を開発することに成功し、有機合成化学的に価値が高い成果をあげることができた。続いて、合成品の構造活性相関研究への展開にも貢献することができた。
|