研究課題/領域番号 |
18K05466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38040:生物有機化学関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
佐々木 伸大 東洋大学, 食環境科学部, 教授 (80422088)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ポリアシルアントシアニン / 糖転移酵素 / アシルトランスフェラーゼ / ポリアシル化アントシアニン / グルコシルトランスフェラーゼ / アシル基転移酵素 / アントシアニン / 二次代謝合成経路 / 液胞型タンパク質 |
研究成果の概要 |
キンジソウや紫キャベツが持つアントシアニンは複数の糖と有機酸で高次に修飾されている。これらの修飾反応がどのような酵素によって触媒されるかについて検討を行った。その結果、キンジソウでは、最初の2段階の反応が細胞質局在型の酵素によって、それより後の反応が液胞局在型の酵素によって触媒されることが示唆された。紫キャベツでは、最初の3つの糖修飾が細胞質型の酵素によって、その後の2段階のアシル化が液胞型の酵素によって触媒されることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物が生産する二次代謝産物は複雑な構造をした化合物も多い。これらの生合成は一般的に細胞質内で行われ、その後液胞に運ばれて蓄積されると考えられている。しかし、一部の修飾反応は液胞で行われることが報告されているが、その例は少なく、植物種や化合物種によってどちらの反応系が用いられるかについては情報が少ない。本研究では、これまでに報告のなかったキンジソウや紫キャベツにおけるアントシアニンの糖や有機酸による修飾反応の後半が液胞移行型の酵素によって触媒されることを示唆した。これらのことは植物がどのようにして二次代謝経路を進化させてきたかについての考察の一助となると期待される。
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