研究課題/領域番号 |
18K05488
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 鳥取大学 (2020-2021) 岡山大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
臼井 真一 鳥取大学, 医学部, 教授 (50346417)
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研究分担者 |
廣畑 聡 岡山大学, 保健学域, 教授 (90332791)
柴倉 美砂子 岡山大学, 保健学域, 准教授 (30314694)
篠畑 綾子 岡山大学, 保健学域, 助教 (70335587)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エタノール / HDL受容体 / コレステロール / トリグリセリド / リポ蛋白代謝 / HDL / 動脈硬化 / HepG2 / アルコール |
研究成果の概要 |
エタノールを摂取したラットでは,血清HDL-コレステロール濃度が低下し,HDLが遊離コレステロールに富む粒子へと変化することが明らかになった。これらのHDLの量的・質的変化は,肝臓においてHDL受容体として機能するSR-BIの遺伝子発現増加が関与している可能性が考えられた。エタノール摂取によるSR-BIの発現増加はコレステロール逆転送系の活性化を介して動脈硬化抑制的に働いている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
適度な飲酒は動脈硬化のリスク低減に関連し,抗動脈硬化作用の一つにHDL-コレステロールの増加が知られている。しかし,今回のラットの実験ではエタノール摂取により肝臓のHDL受容体の遺伝子発現が増加し,HDL-コレステロールが減少した。HDL受容体の発現増加はコレステロール逆転送系の活性化を引き起こす可能性が考えられ,本研究で得られた成果は動脈硬化の予防・治療法の確立に貢献することが期待される。
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