研究課題/領域番号 |
18K05490
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
西山 和夫 宮崎大学, 農学部, 准教授 (40164610)
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研究分担者 |
榊原 陽一 宮崎大学, 農学部, 教授 (90295197)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | レドックス制御 / 親電子性物質 / 抗癌作用 / ニトロオレイン酸 / グルタチオン / レドックス / がん細胞選択的増殖抑制作用 / がん細胞選択的増殖抑制 / 構造活性相関 / スルフォラファン / クルクミン / 食品成分 / 生理機能評価 |
研究成果の概要 |
親電子性物質は、レドックス制御を介して抗炎症作用や抗癌作用を示すことが報告されている。本研究では親電子性物質の中でこれまで抗癌作用に関する研究がほとんど行われていないニトロオレイン酸の癌細胞増殖抑制作用の特性を明らかにするために数種類の親電子性物質との活性の比較を行った。ニトロオレイン酸は他の親電子性物質と同様にマイクロモルレベルで癌細胞の増殖を抑制した。この濃度では正常細胞に対する影響は認められなかった。また、ニトロオレイン酸が癌細胞内のグルタチオンを低下させてアポトーシスを誘導すること、グルタチオン合成阻害剤が癌細胞に選択的な増殖抑制作用を示すことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
親電子性物質の中でこれまで抗癌作用に関する研究がほとんど行われていなかったニトロオレイン酸が癌細胞選択的な増殖抑制作用を示すことを明らかにした。また、ニトロオレイン酸の癌細胞増殖抑制作用のメカニズムを明らかにし、グルタチオン合成阻害剤がいくつかの親電子性物質と同様に癌細胞に選択的な増殖抑制作用を示すことを明らかにすることができた。
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