研究課題/領域番号 |
18K05505
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
福田 伊津子 神戸大学, 農学研究科, 助教 (50418943)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 腸内細菌叢 / ファイトケミカル / 腸内環境 / ケルセチン / イヌリン / ヒト腸内細菌叢 / 腸内動態 / 腸内フローラ |
研究成果の概要 |
本研究では、ファイトケミカルのうちケルセチン(フラボノイド)、イヌリン(多糖類)、ルテイン(カロテノイド)、グルコラファニン(含硫化合物)に着目し、これらの腸内動態と腸内環境におよぼす影響を培養系ヒト腸内細菌叢モデルおよびヒト結腸がん由来HT29-MTX細胞を用いて評価した。ケルセチンは抗菌様作用を示した一方、イヌリンはプレバイオティクスとして働くことが確認され、イヌリンは腸内細菌叢により資化されることが確認できた。ルテインとグルコラファニンは、今回の試験条件では腸内細菌叢およびその代謝物に影響をおよぼさなかった。また、腸内細菌叢代謝物も、HT29-MTX細胞にも影響をおよぼさなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、個々人で異なる腸内エコシステムにおいて、ファイトケミカルがどのような腸内動態を辿り、腸内環境にどのような影響をおよぼすのかを培養系ヒト腸内細菌叢モデルとヒト結腸がん由来HT29-MTX細胞を用いて解明した。腸内エコシステムは個々人で異なるため、個々人の糞便細菌叢を培養スターターとした培養系ヒト腸内細菌叢モデルを使用することに独自性があり、ヒト介入試験や動物実験では入手できない試料採取と解析を可能にできる点で学術的意義が高い。
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