研究課題/領域番号 |
18K05537
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
|
研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
坂井 隆浩 高崎健康福祉大学, 薬学部, 助教 (10418618)
|
研究分担者 |
今井 純 高崎健康福祉大学, 薬学部, 准教授 (30342918)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 酸化ストレス / 活性酸素種 / ヒドロキシラジカル / トランスジェニックマウス / 炎症 / 細胞老化 / エルゴチオネイン / 活性酸素 / 抗酸化物質 |
研究成果の概要 |
ヒドロキシラジカル (・OH) は、生体内で生合成される活性酸素種 (ROS) の中で、最も酸化力が強いため、酸化ストレス関連疾患の発症・悪化に多大な影響を与えると考えられている。しかし、・OHは生体内において非酵素依存的に生合成されるため、遺伝子ノックアウト法等の適切な解析方法がない。そのため、未だに生体内における・OHの機能は不明瞭な点が多い。このことから本研究では、生体内における・OHの機能を明らかにするため、・OHを特異的に消去するエルゴチオネイン (EGT) に着目し、EGTを生合成するトランスジェニックマウス (Egt-Tg マウス) を開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ROSは、細胞を酸化損傷することによって酸化ストレスを誘導する。生体内のROSのうちO2-およびH2O2は、これらの還元酵素が生体内に存在するため、遺伝子KO法によって、様々な機能が解明されてきた。しかしながら、ROSの中でも酸化力が最も強く、酸化ストレスの根源とされる・OHは、フェントン反応等の生体内金属触媒反応によって生成されることに加え、・OHを生体内で消去する還元酵素が無い。そのため、生体内における・OHの機能は未だに不明瞭な点が多い。このことから、本研究で開発したEgt-Tg マウスは、in vivoにおいて・OHの詳細な機能を解明できる極めて有用な解析ツールである。
|