研究課題/領域番号 |
18K05547
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
兼森 芳紀 筑波大学, 生命環境系, 助教 (40529088)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 精子 / 先体 / 受精 / ゲノム編集 / 超解像イメージング / マウス / Crispr/Cas9 / 超解像顕微鏡 / 精子形成 / アクチン |
研究成果の概要 |
哺乳動物では、遺伝子変異や環境ストレスなどにより頭部が複数のタイプに変形した精子(多形化精子)が産生されることがある。我々は最近、精子多形化に関わる遺伝子ACRBPを偶然見出した。本研究課題では、ACRBPに着目し精子多形化のメカニズムを明らかにすることを目的とした。超解像イメージング解析により、精子多形化には先体顆粒内におけるリング状構造が寄与することが判明した。ゲノム編集技術により、ACRBP内における多形化配列の同定を試みた。予想した特徴のあるグルタミン酸(E)とグルタミン(Q)の繰り返しドメインは、多形化に関与しないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
正常精子と形態が異なる多形化精子は、卵子との受精率が著しく低いため、不妊治療の現場で大きな障害となっている。したがって、精子多形化の原因究明―関連遺伝子の同定やそのタンパク質の生理機能の解明―は、単に基礎的な学術知見の集積だけでなく、不妊精子の選別など畜産や医療分野への応用研究につながると考えられている。
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