研究課題/領域番号 |
18K05590
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39020:作物生産科学関連
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研究機関 | 摂南大学 (2020) 弘前大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
川崎 通夫 摂南大学, 農学部, 教授 (30343213)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ヤムイモ / 形態形成 / ヤムイモ塊茎 / ナガイモ / 塊茎 / アミロプラスト |
研究成果の概要 |
ナガイモなどの塊茎頂端部において重力方向へ沈降するアミロプラストの存在が本研究者より以前に見出された。本研究では,ヤムイモ類塊茎における形態形成と沈降性アミロプラストやオーキシンとの関係性を明らかにするための研究を行った。その結果、塊茎頂端部に含まれるアミロプラストの数・量や分布の差異が、塊茎間で認められる塊茎形状や重力応答性の各差異の発現に関与している可能性が示された。オーキシンやカルシウムも、塊茎間の形態形成や重力応答性の差違の発現に関与していることが示唆された。これらの知見は、これまで不明な点の多かったヤムイモ類塊茎における形状成立機構の理解の進展に寄与するものであると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヤムイモ類の塊茎形状は、種・品種・系統により多様であり、市場価値や生産効率を決める重要な要素である。農業現場では形の悪い塊茎が発生し易く、このことは生産者の収益や生産効率を低下させる農業上の課題となっている。しかし、未だにその塊茎形状の成立機構は不明な点が多い。本研究より得られた知見は、塊茎形状における成立機構の理解の進展とその制御を図る上での学術的な意義を有すると考えられる。
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