研究課題/領域番号 |
18K05606
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39020:作物生産科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
鈴木 達郎 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 九州沖縄農業研究センター, グループ長補佐 (00469842)
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研究分担者 |
原 貴洋 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 九州沖縄農業研究センター, 上級研究員 (40355657)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ソバ / 穂発芽 / メカニズム / 品種開発 / 遺伝子発現 / 休眠 / 野生種 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
応募者は穂発芽抵抗性が強いとされるソバ野生種の中に穂発芽抵抗性が極めて強い系統があることを発見した。通常の難穂発芽系統は殻をむくと発芽するがこの系統は殻をむいても発芽しないことから新規の穂発芽抵抗性を有する可能性がある。 研究の結果、関与の強い少数の遺伝子座により支配されていることが分かった。また、休眠性を高める遺伝子の働きを強めると同時に、休眠打破を促進する遺伝子の働きを抑制することを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソバ野生種の穂発芽抵抗性は少数の遺伝子座により支配されていたことから、交配により主要品種にその難穂発芽性を導入できる可能性があることを示している。また、遺伝子の発現解析において、発芽に対するブレーキ強化とアクセル軽減の両方向が関係する可能性があることは、ソバの難穂発芽性を説明する重要な情報である。 今後は、上記知見を受け、野生種の難穂発芽性に関係するDNAマーカーの開発を行うとともに、交配後代の収量性や成熟期等を考慮した選抜を行うことで、安定 多収のソバ品種の育成につなげるための実用化に応用することができると考えられる。
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