研究課題/領域番号 |
18K05633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
本城 正憲 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 東北農業研究センター, 上級研究員 (40401195)
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研究分担者 |
黒倉 健 宇都宮大学, 農学部, 講師 (10650898)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イチゴ / 季性 / 四季成り性 / 一季成り性 / 突然変異体 / 開花不良 / 栽培イチゴ / 8倍体 |
研究成果の概要 |
四季成り性品種なつあかりから見出された四季成り性を消失した変異株と正常株を交配してF1およびF2系統を作出し、季性に関する表現型と遺伝子型を明らかにした。次世代シーケンサーを用いて取得したF1系統の塩基配列を、塩基配列が公開されているCamarosaと比較したところ、変異型とCamarosaでは計268345個の変異が見出だされ、うち42804個が、四季成り性遺伝子座が座乗すると推定される第4連鎖群から見出された。また、正常型とCamarosaでは計286355個の変異が見出され、うち57824個が第4連鎖群に座乗すると推定されるものであった。このうち4339の遺伝子を候補因子として選定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イチゴは生食用やケーキ等業務用として周年需要があるが、6月から11月にかけての夏秋期は生産量が落ち込み端境期となっている。国内の寒冷地・高冷地では、冷涼な気候を活かして、夏秋期に主に業務用として果実を出荷する夏秋どり栽培が行われ、高単価販売による高収益経営が行われている。しかし、夏秋どり栽培で用いられている四季成り性品種の歴史は浅く、収量性や日持ち性、輸送性などの改良が求められている。四季成り性を支配している遺伝的基盤を明らかにすることは、夏秋どりイチゴの収量性の安定化や品種改良に大きく貢献するだけでなく、適応度や繁殖戦略に大きく影響する生活史の変化をもたらす遺伝的基盤の解明につながる。
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