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いもち病菌の病原力因子Rbf1の分子機能解明を目指した標的因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 18K05664
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39040:植物保護科学関連
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

西澤 洋子  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, ユニット長 (40355756)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードいもち病菌 / イネ / 病原性 / イネ-いもち病菌相互作用 / 病原力遺伝子 / RBF1 / いもち病 / 感染機構 / 病原力因子 / エフェクター
研究成果の概要

イネいもち病菌が感染時特異的に分泌するRbf1タンパク質の作用機構の解明を目指し、その作用部位を解析した。Rbf1をイネの細胞間隙あるいは細胞内に発現しうる形質転換イネを作製し、その葉いもち病抵抗性を評価した。その結果、分泌シグナル付きのRBF1遺伝子を導入したイネでは抵抗性が有意に低下したことから、Rbf1がイネ細胞間隙で機能することが示唆された
次に、培養細胞を用いて10種類のキチンエリシター誘導性遺伝子の発現を解析した。その結果、分泌シグナルの有無に関係なく発現誘導パターンはコントロールと同様であったことから、Rbf1がイネの病害応答遺伝子の発現に直接作用する可能性は低いと考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

いもち病はイネだけでなく、近年はコムギでの被害が拡大するなど、依然として防除すべき重要病害であるため、半活物寄生菌であるいもち病菌の感染機構を分子レベルで理解することは学術的のみならず経済的にも重要である。いもち病菌の病原力に大きな影響を及ぼす感染時特異的発現タンパク質Rbf1がイネ細胞内ではなく、イネ組織に侵入したいもち病菌糸の周辺で機能することを示唆した本研究成果は、今後の防除法の開発研究に資すると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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