研究課題/領域番号 |
18K05668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39050:昆虫科学関連
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
相内 大吾 帯広畜産大学, グローバルアグロメディシン研究センター, 准教授 (50552783)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 昆虫寄生菌 / ハマダラカ / バクターコントロール / ベクターコントロール / 行動制御 / Beauveria bassiana / 行動制御因子 |
研究成果の概要 |
当初は、血体腔内への培養濾液のインジェクションによる毒性の評価を実施し、3kDa以上の分子サイズの画分に致死性が認められた。また、インジェクション蚊での行動変化も観察された。しかし、保有菌株の感染性の変化により、経口投与による実験系に変更して研究を進めた。菌培養濾液は、経口投与でも毒性を発揮することが明らかとなり、菌培養濾液中になんらかの致死因子が含まれることが考えられた。経口投与においても、3kDa以下の分子サイズで毒性が認められた。一方、培養条件を変えて生育させた供試菌株のトランスクリプトーム解析を実施し、合計3755の発現変動遺伝子を検出した。こちらに関しても、解析を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ハマダラカの宿主探索行動や吸血行動などを抑制する、昆虫寄生菌の行動制御機構の分子基盤を明らかにすることを目的とした。特に昆虫寄生菌の培養ろ液中に産出される代謝産物の比較解析と行動解析の組み合わせにより、行動制御関連因子および遺伝子を同定することを目指した。これらの作用機構を応用することにより、菌の代謝産物を用いたベクターコントロールによる感染症低減技術の確立につながるものと期待される。
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