研究課題/領域番号 |
18K05714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
竹内 真一 東海大学, 海洋学部, 教授 (30268817)
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研究分担者 |
飯田 真一 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (70375434)
日高 英二 南九州大学, 環境園芸学部, 教授 (90258666)
篠崎 圭太郎 南九州大学, 環境園芸学部, 都城事務部フィールドセンター課 課員 (30842306)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 樹液流計測 / キャリブレーション / 根系縮減 / 根鉢秤量法 / HR法 / グラニエ法 / 樹木移植 / 樹液流速 / カラタネオガタマ / スギ / HFD法 / 樹液流 / ヒートパルス / 移植 / 冷水付与 |
研究成果の概要 |
樹木の移植に際して,樹冠部では強剪定が行われ,根系は大きく縮減されることが多い。なるべく大きな根鉢を作成することが,移植後の樹木の順調生育を達成する近道であるが,根系をすべて掘り出すのは不可能である。本研究では,水流により丁寧に根系を掘り出し,通常よりも大きな根鉢を作成することで,順調な生育を可能とすることを樹液流計測により明らかとした。 さらに,掘り出した根鉢を大型電子天秤上で秤量することにより樹体の蒸散量を連続計測する根鉢秤量法を提案し,樹体内の水分移動を計測する樹液流計測法の精緻な検定を行い,有効な手法であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般的に樹木の移植の際には樹冠(枝葉)や根系の縮減は避けられないことが多く,樹体の光合成活動や根の吸水能力の低下を招くことから,移植後に樹体が正常に生育するためには,極力移植前の状態を保つことが望ましい。本研究では,通常よりも大きな根鉢を作成し,複数回の移植を行い,生育状況への影響は少ないことを樹体内の水移動の計測結果から明らかにした。この研究成果を国際学会にて報告したところ,本研究で採用した移植技術について高い関心が示された。
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