研究課題/領域番号 |
18K05742
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
尾張 敏章 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00292003)
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研究分担者 |
石橋 整司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30212921)
廣嶋 卓也 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40302591)
當山 啓介 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (00613001)
中島 徹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (10598775)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | スギ人工林 / 長期成長過程 / 森林経営史料 / 旧空中写真 / 固定試験地 |
研究成果の概要 |
本研究では、東アジアに位置する国内外の大学演習林を対象として、固定試験地の長期測定データによりスギ高齢人工林の成長特性を把握するとともに、現存する森林経営史料と入手可能な過去の空中写真を用いて、スギ高齢人工林の長期的な成長過程に関する定量的復元を試みた。東京大学千葉演習林の森林経営史料から、各年代における森林成長の集積結果である森林蓄積の推移を明らかにした。また、1975年と2017年の国土地理院空中写真から固定試験地の林冠高モデルを生成し、各年におけるスギ高齢人工林の樹高を推定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気候変動に伴う成長衰退リスクへの適応策を検討する上で、スギ高齢人工林の長期的な成長特性把握は欠かせない。スギ高齢人工林の成長過程を長期間継続測定した試験地は日本でも数少ない。本研究は、長期測定データのないスギ人工林においてその成長過程を復元するための手法として、過去の森林施業計画書や森林調査簿といった森林経営史料を活用するとともに、過去の空中写真を用いた森林の3次元構造の生成を行い、スギ高齢人工林の成長パラメータの長期的変移を定量化できる可能性を示した。
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