研究課題/領域番号 |
18K05749
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
平田 令子 宮崎大学, 農学部, 准教授 (50755890)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 果実食鳥類 / 種子散布 / 林分間移動 / 種子の体内滞留時間 / 種子散布距離 / 広葉樹林化 / 種子散布制限 / 林分構造 / 景観構造 / 種子供給源 / 種子サイズ / 種子体内滞留時間 / 乾果 / 林縁 / 鳥類種多様性 / メジロ / 鳥類サイズ / 林縁効果 / 鳥類 / 種子散布パターン / 生息地選択 / 種子滞留時間 / プロセスモデル |
研究成果の概要 |
針葉樹人工林や伐採跡地の広葉樹林化に向けて、鳥類による種子散布プロセスの解明とそのプロセスに基づく散布種子の空間分布の予測を試みた。まず、鳥類の林分間の移動パターンが、隣接林分の相対林冠高と林相の組み合わせにより説明できることを示した。次に、種子の体内滞留時間について代表的な鳥類種3種に関して詳細に測定することができた。それらの結果を基に結実木からの距離に応じて散布される種子数を示した頻度分布図を描くことができた。これらにより、距離依存だけでなく指向的な種子散布が行われることも示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:これまでブラックボックスとなっていた鳥類による種子散布プロセスについて、具体的な結果を示すことができた。これにより、鳥類と樹木の種子散布に関する相互作用についての研究の発展や、森林動態の予測、生態系保全といった応用研究に対しても寄与することができる。 社会的意義:種子散布距離と散布種子量に関して予測するためのベースとなるデータを得ることができた。この成果は、広葉樹林化や自然林再生など鳥類による種子散布を活用した森林管理手法の開発やさらなる発展に寄与することができる。
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