研究課題/領域番号 |
18K05762
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40020:木質科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
南 英治 京都大学, エネルギー科学研究科, 助教 (00649204)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | バイオマス / セルロース / ヘミセルロース / リグニン / 低温プラズマ / リグノセルロース / 木材 / プラズマ / ガス化 |
研究成果の概要 |
木質バイオマスの熱分解ガス化により可燃性ガスを生産すれば、高効率のガスタービン発電が可能になる。しかし、タールやコークの副生が長年の課題になっている。本研究では、グロー放電や誘電体バリア放電による低温プラズマを用い、タールやコークを抑制したクリーンガス化を目指した。グロー放電プラズマでは固体バイオマスを完全にガス化できたが分解速度は遅かった。一方、セルロース熱分解物を気相にて誘電体バリア放電処理すると、低電力で容易にガス収率を改善できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖化、ガス化、炭化など、様々な木質バイオマスの変換技術が研究される中、幅広い実用化に至る決定的な技術革新は生まれていない。一方、プラズマは幅広く応用されている反応場であるが、バイオマス変換の分野ではあまり注目されてこなかった。このような中、本研究により、バイオマス変換における低温プラズマの有効性が示され、バイオマスとプラズマ科学の境界領域を開拓する学術的、社会的意義のある成果が得られた。
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