研究課題/領域番号 |
18K05768
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40020:木質科学関連
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
足立 幸司 秋田県立大学, 木材高度加工研究所, 准教授 (70451838)
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研究分担者 |
工藤 佳世 秋田県立大学, 木材高度加工研究所, 助教 (10757983)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 曲げ木 / 秋田スギ / 天然スギ / 比弾性率 / 過熟材 / スギ / 形状比 / 過熟 / 応力波伝播法 / 応力波伝播速度 / 曲げわっぱ / 組織構造 / ミクロフィブリル傾角 |
研究成果の概要 |
人工林において、形状比が小さいスギ立木ほど比曲げ弾性率が小さく、曲げたわみ量が大きかった。これは、晩生な成長傾向を示す天然スギの材質と一致した。成熟材の平均年輪幅と比弾性率に関連性が認められず、同一林分内より異なる林分間の材質の差が大きかった。人工林スギと天然スギの比弾性率の年輪方向変動を測定した結果,未成熟材から成熟材の移行時の比弾性率は,造林スギ材は健全木および被圧木に因らず約1.6倍増大するのに対し,天然スギ材は約1.2倍に留まることが明らかになった.未成熟期間の成長挙動が、成熟材の材質に大きな影響を及ぼすことが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天然スギは人工林スギよりも曲げ木に適しているが、天然と人工の意味する材質指標や生育特性が不明で、人工林主体の今後の森林経営において、曲げ木用の高齢級スギ材の育林方針の設定が困難な状況であった。本研究において、天然スギは未成熟期から成熟期での比弾性率の増加幅が抑制される成長状態であること、現状の人工林でも形状比の小さい林分は曲げやすい立木が多いことが明らかとなり、植栽時にはスギ苗の初期成長の制御、成林の人工林に対しては樹形による選別の有用性を導き出すことが出来た。
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