研究課題/領域番号 |
18K05808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
島袋 寛盛 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水研機構(廿日市), 主任研究員 (00569452)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 藻場 / 海藻 / 流動 / 生態系 / ホンダワラ / クロメ / 気候変動 / 水温 / 磯焼け / ヒジキ / 藻類増養殖 |
研究成果の概要 |
山口県屋代島において,植生ごとに複数個の加速度ロガーを設置した。ロガーは海藻と同じように流動で揺れるように設定した。ロガーで得られたデータを解析した結果,クロメ場が強い流動を好み,弱くなるにつれて混生藻場,ホンダワラ属藻場と,植生と流動の関係に相関があることがわかった。強い流動データが得られた月を確認したところ,一般的に海が荒れる夏季と冬季が多かった。一時的な強い流動が影響を与えていることが示唆され,今回の研究により,藻場植生により公的な流動環境があることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の環境変動により藻場の消失が懸念されている。特に藻場に影響を与える環境要因として「水温上昇」と「静穏化」が挙げられている。静穏化とは,海岸線を人工的に改変することや,台風の減少など気候の変化に起因するものである。しかし水温上昇や光環境などについては膨大な研究例があるが,流動環境についての研究は極めて少ない。従来流動は高価な機材を使用して計測するしかなかったが,本研究では流動を簡易的に評価する手法を開発したことで,学術的にも社会的意義も高い。
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