研究課題/領域番号 |
18K05853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41010:食料農業経済関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
廣政 幸生 明治大学, 農学部, 専任教授 (00173295)
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研究分担者 |
中嶋 晋作 明治大学, 農学部, 専任准教授 (00569494)
岡 通太郎 明治大学, 農学部, 専任准教授 (70402823)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | well-being / 非経済要因 / アイデンティティ / 信頼 / 持続可能な農業 / 行動経済学 / アイデンティティー / 持続可能性 / アイデンティティ経済学 / 農村 / 幸福度 / 公平 |
研究成果の概要 |
農村の農業効率性とwell-beingに関し研究を行った。①地域として明確な連携実績や活力があるような地域ほど幸福度(well-being)が高い傾向にある。②農業・農村の持続可能性の評価はwell-beingによって可能であり、当該地域、関連人口のwell-beingが関係する。③エシカル消費を意識したフレーミング、ナッジメッセージは有効である。④ヒトの行動は、利己的ではなく、利他的であることを考慮すべきである。⑤農地集積を進めるためには、アイデンティティと信頼の考慮が欠かせない。公平性には信頼を醸成しなければならない。⑥畜産の規模拡大には地域との共存が欠かせず、信頼の構築が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
農業効率化は規模拡大で為されるが、それが成就するためには、非経済要因の考慮が欠かせないことを示した。また、効用に替わる指標としてwell-being(幸福度)の有用性を示した。これまで不十分だった農業、農村における社会経済要因の分析に大いに寄与している。また、これらの成果を考慮することで、より現実の問題に即した効果的な政策がなされ、農業・農村問題の解決への道筋を示すことができ、社会的意義も大きい。
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