研究課題/領域番号 |
18K05884
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41030:地域環境工学および農村計画学関連
|
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
近藤 文義 佐賀大学, 全学教育機構, 教授 (60253811)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | ジオポリマー / JISフライアッシュ / PFBCフライアッシュ / ステンレス製綱スラグ / 地盤改良 / 圧縮強度 / スレーキング / 軟弱地盤 / ステンレス製鋼スラグ / 一軸圧縮強さ / フライアッシュ / 自硬性 / 水和反応 / 脱水縮重合反応 / 養生条件 / 流動特性 / 収縮特性 |
研究成果の概要 |
環境保全型コンクリートであるジオポリマーの普及を図るための基礎研究として、フライアッシュを含めたフィラー材料の適用性について検討した。養生条件としては初期加熱および恒温養生が必要であることが明らかとなった。次に、自硬性を有するフィラー材料であるステンレス製鋼スラグとフライアッシュを混合したジオポリマーの圧縮強度について実験的に検討した。その結果、フィラー材料としてスラグおよびフライアッシュをそれぞれ単独で使用した場合よりも顕著な強度発現が明らかとなった。さらに、PFBCフライアッシュを単独で地盤改良材として使用した場合、長期的なスレーキング抵抗性向上には有用であることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、セメント・コンクリートの代替材料となり得る新しいリサイクル建設材料として盛んに研究が行われ、実用化が期待されているジオポリマーのベースとなるフィラー材料は石炭火力発電所から排出されるフライアッシュ(微細石炭灰)である。これまで、フライアッシュをジオポリマーのフィラー材料とした研究は多数行われている。しかし、一般的なJISフライアッシュはCaOやSO3の含有量が少ないため自硬性に乏しく、初期強度の発現も遅いという問題がある。本研究は、フライアッシュとは異なり、CaOやSO3に富み自硬性を有するフィラー材料であるステンレス製鋼スラグを使用してジオポリマーの強度特性を改善するものである。
|