研究課題/領域番号 |
18K05904
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41040:農業環境工学および農業情報工学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
宮内 樹代史 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 准教授 (80253342)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ソーラーシェアリング / 光環境 / 作物 / 光合成 / 半透過型パネル / 再生可能エネルギー / 作物生育 |
研究成果の概要 |
本研究では、ソーラーシェアリングを活用した新たな営農モデルを構築するために、1)ソーラーシェアリング下の光環境と作物生育、2)半透過型ソーラーパネルの特性と植物栽培への利用可能性、3)ソーラーシェアリング下の栽培品目の選定と収量予測、について検討した。 現地施設での計測の結果、パネル下の光量子量はパネル上部に比して20~30%前後で推移し、作物収量は概ね慣行比8割程度を維持した。半透過型パネル下では、光量子量は低下したが、ブルーベリー栽培において収穫期遅延、収量増加の効果を得た。また、高遮光率下での栽培品目について指針を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソーラーシェアリング下での光環境と作物生育についての明確な関係は明らかになっておらず、栽培品目の選定にあたっては手探りの状況であった。特に遮光率50%以上の施設では、農地転用許可条件のクリアが難しく、適切な品目の選定が求められていた。本研究で示したいくつかの品目は高遮光率下での栽培が可能であり、また、半透過型パネル下での栽培知見は、栽培品目の選定や品目拡大においての資料となる。これらの成果は、今後のソーラーシェアリングの普及に寄与するものと考えられる。
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