研究課題/領域番号 |
18K05979
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
山地 佳代子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (40554275)
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研究分担者 |
嘉糠 洋陸 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50342770)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マダニ / 吸血性節足動物 / 標的認識システム / 衛生動物学 / ハラー氏器官 / 宿主探索行動 |
研究成果の概要 |
マダニや蚊などの吸血性節足動物(ベクター)によって媒介される病原体由来の感染症は、人間や動物に対して大きな脅威となっている。これらベクターは、血液獲得を目的として宿主となる動物へ接近するアトラクション行動を呈するが、吸血後は、逆に宿主から積極的に逃避するリパルジョン行動を示す。本研究課題では優れた病原体媒介能をもつマダニに着目し、標的認識行動を制御するシステムの分子基盤の解明を試みることで、標的認識行動における複雑に制御された機序に迫る。このようなベクターに普遍的に備わった共通かつ必須の生存戦略である逃避行動を利用することで、全く新しいベクターコントロール法の開発が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マダニによる被害は、ヒトに限らず家畜にも甚大な被害を及ぼしており、医学・獣医畜産学両領域における共通の重要な課題である。 マダニの宿主への接近・付着行動については未解明なことが多い。マダニへの接近、宿主への付着を未然に防ぐことは、病原体媒介阻止に直結することから、申請者はマダニの宿主探索行動に焦点を当てることにした。得られる成果は、依然として困難が続くヒトや家畜におけるマダニ媒介性疾患の制圧において、安全性が高く、かつ持続的に実現しうる制圧技術の開発に資すると期待される。
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