研究課題/領域番号 |
18K06016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42030:動物生命科学関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
与語 圭一郎 静岡大学, 農学部, 准教授 (60362844)
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研究分担者 |
安西 尚彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70276054)
永森 收志 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (90467572)
宗 修平 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (30647607)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マウス / 精子 / 受精能獲得 / トランスポーター / SLC22A14 / Slc22a14 / SLCトランスポーター |
研究成果の概要 |
マウスSlca2214は精子特異的に発現するオーファントランスポーターで,この遺伝子を欠損したマウスは精子の運動能や受精能が極端に低下する。本研究では,Slc22a14の輸送基質の同定や Slc22a14欠損精子において受精能獲得が低下するメカニズムの解析を試みた。輸送基質の同定については,Slc22a14を発現させた293細胞によるRI標識基質の取り込み実験やメタボローム解析などを行ったが同定には至らなかった。一方,Slc22a14欠損マウス精子において受精能獲得が低下するメカニズムについては,受精能獲得の最上流にある重炭酸イオンの流入に問題があることをつきとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
哺乳類の精子が受精するためには「受精能獲得」と呼ばれる機能的な変化が必須である。これまでの研究から,受精能獲得は重炭酸ナトリウムイオンの流入をきっかけに,種々の細胞内シグナル伝達がなされることが分かってきているが,トリガーとなる重炭酸ナトリウムイオンの輸送体の実態やその調節機構については不明な点が多い。本研究では,Slc22a14という有機酸トランスポーターファミリーのメンバーが重炭酸イオンの流入に必要であることを見出した。この結果は,受精能獲得機構の解明に役立つものである。
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