研究課題
基盤研究(C)
Downstream of tyrosine kinase(DOK)ファミリー分子は癌化抑制に働く。そこで、まだよく検索されていない健常牛の血液細胞におけるDOK遺伝子の発現、牛白血病腫瘍およびその腫瘍株における発現に関しても検索した。健常牛血液細胞では、T細胞でDOK1/2、B細胞ではDOK1/3が発現しており、マウスでの報告と同様であった。一方、B細胞由来である牛白血病細胞株KU-1のDOK3遺伝子発現量は正常B細胞と比較すると4倍以上発現していた。野外牛リンパ腫のDOK3遺伝子も正常B細胞の平均2倍程度高く発現していた。一方、DOK1/2遺伝子は、健常牛と発現は変わらなかった。
DOK1/2/3遺伝子は血液細胞に発現し白血病の発生を抑制すると考えられている。健常牛ではB細胞では、DOK/3の発現が認められるが、牛白血病を発生するとさらにその発現が増加する。本来DOK3はがん発生を抑制するはずであるが、その抑制機構が暴走している可能性がある。この機構を探索することにより牛白血病の発症のメカニズムを解明できる可能性がある。
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