研究課題/領域番号 |
18K06120
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 名古屋大学 (2021-2022) 川崎医科大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
郷 慎司 名古屋大学, 糖鎖生命コア研究所, 特任准教授 (10458218)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 糖鎖 / 糖脂質 / シアル酸 / リソソーム / O-GlcNAc / スフィンゴ糖脂質 / O-GlcNAc修飾 / スフィンゴ脂質 |
研究成果の概要 |
胞内(細胞質・核)タンパク質の翻訳後修飾「O-GlcNAc化(タンパク質のセリン/スレオニン残基にN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)という糖が付加される)」による細胞の糖鎖修飾の統合的発現制御機構に関して解析を行ってきた。 本研究では、糖脂質の生合成、糖鎖に重要な糖:シアル酸の代謝、糖鎖の異化(分解)に関わるリソソーム機能の3点において、O-GlcNAc化が制御していること初めて明らかにした。これらから、細胞はGlcNAcをセンサーとして、細胞の糖鎖状況を感知し、適切な糖鎖代謝を統合的に制御している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、糖鎖の生合成、分解は個別に研究が進められてきた。今回、GlcNAcを中心として(特にO-GlcNAc化を介して)、細胞の糖鎖代謝が統合的に連動して制御されていることを見出した。 また、GlcNAcアナログを用いた、糖鎖発現制御に関しても道筋が得られており、創薬、研究ツール開発にもつながることが期待できる。
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