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植物アポプラストにおける病原菌に対する防御メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 18K06121
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43030:機能生物化学関連
研究機関公益財団法人岩手生物工学研究センター

研究代表者

竹田 匠  公益財団法人岩手生物工学研究センター, ゲノム育種研究部, 主任研究員 (80423036)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードタンパク質間相互作用 / アポプラスト / 分泌タンパク質 / 耐病性 / OsCBMIP / Thaumatin / CBM1 / 1,3-GBP / 感染性 / イネ / いもち病菌 / 抵抗性 / 病原性 / 植物アポプラスト / CRRSP
研究成果の概要

イネのアポプラストにおけるいもち病菌に対する耐病性機構に関する研究を遂行した。イネ由来のOsCBMIPは病原菌由来のCBM1と結合し、その機能を阻害することが明らかとなった。また、遺伝子組換えイネを用いた実験結果より、OsCBMIPはいもち病菌の感染抑制に重要な役割を担っていることが明らかとなった。また、イネ由来のソーマチンはいもち病菌由来の1,3-GBPと結合し、その機能を阻害するが、いもち病菌はThBP15kとThBP24kによりソーマチンの機能を阻害していることが明らかとなった。これらの様に、植物はアポプラストに多様なタンパク質を分泌し、植物病原菌の感染を抑制していることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

いもち病菌はイネの生育や米の収穫量に甚大な被害を及ぼす病原菌である。いもち病菌に対する防除法を確立するためには、イネの耐病性を解明することが重要である。いもち病菌がイネに感染する際、多種の多糖分解酵素をイネのアポプラストに分泌し、イネの細胞壁多糖を分解している。これに対して、イネは新規なOsCBMIPを用いて、多糖分解酵素の作用を阻害していることが明らかとなった。また、イネのソーマチンはいもち病菌の細胞壁に局在する1,3-GBPの機能を阻害していることが明らかとなった。この様に、イネのアポプラストにおけるタンパク質の分子機構を利用し、新たないもち病菌の防除法を確立することが可能となる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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