研究課題/領域番号 |
18K06201
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
北村 朗 北海道大学, 先端生命科学研究院, 講師 (10580152)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | タンパク質恒常性 / タンパク質凝集体 / 神経変性疾患 / 筋萎縮性側索硬化症 / RNA / 分子シャペロン / ALS / TDP-43 / 蛍光相関分光法 / 線虫 / CD / FRAP / FCCS / RNA-タンパク質相互作用 / リコンビナントタンパク質 / タンパク質凝集 / 蛍光測定 |
研究成果の概要 |
神経細胞内のタンパク質凝集体は,筋萎縮性側索硬化症 (ALS) など神経変性疾患において高頻度に観察される.また種々の研究によりタンパク質凝集体は神経細胞死の原因になると考えられている.本研究では,ALSの原因である凝集性タンパク質とRNAが直接相互作用することを,単一分子感度を持つ相互作用解析技術である蛍光相互相関分光法 (FCCS)を用いて示した.さらに,そのRNAの細胞内発現により,凝集体形成が抑制されることを実証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでタンパク質の凝集形成を抑制する細胞内在性因子として,分子シャペロンが知られていた.分子シャペロンはタンパク質の一群である.本研究は,RNAがタンパク質凝集を直接抑制する効果を新規に実証したものである.また,このようなRNAは将来的にALSなどの治療医薬品として開発対象になりうる.本研究はその応用につながる道筋を拓いたものである.
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