研究課題/領域番号 |
18K06252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44020:発生生物学関連
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研究機関 | 岡山理科大学 (2019-2021) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
田所 竜介 岡山理科大学, 工学部, 准教授 (50425633)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | メラニン色素 / オルガネラ / メラノソーム / 色素沈着 / メラノサイト / 表皮細胞 / 色素細胞 / 呈色 / 表皮 / 細胞間輸送 / メラニン |
研究成果の概要 |
我々の肌や毛はメラニン色素により彩られる。このメラニン色素は皮膚にあるメラノサイトの中のメラノソーム(色素産生オルガネラ)により産生されたのち、周囲の表皮細胞へと輸送される。この現象は色素輸送と呼ばれ、体表の呈色に不可欠なプロセスである。本研究では、研究代表者がニワトリ胚表皮をモデルとした解析により、これまでに見出した3通りの輸送法のうち、細胞膜からできた大型の輸送小胞(メガ小胞)の形成メカニズムを、独自の視点で調査した。皮膚内及び培養系などを用いて、形成過程のイメージングや表皮構造及びメラノソームなどに関して調査を行い、形成メカニズムの解析の糸口となる多くの情報を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、体表のメラニン色素呈色の理解に向けた多くのデータが得られた。本研究の成果を発展させ体表の呈色機構を全解明することにより、基礎生物学的な発展を生むことは言うまでもない。加えて、ドラッグデリバリーなどの創薬や、美白化粧品開発などへの応用が期待される。とりわけ国民の皮膚や毛髪に関する悩みや関心は高く、将来的に国民の生活の質を向上させることに一躍かうと考えられる。
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