研究課題/領域番号 |
18K06277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
山口 雅利 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (20373376)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 転写因子 / タンパク質間相互作用 / NACドメイン転写因子 / 植物 / 転写抑制因子 / タンパク質相互作用 / 道管形成 / 葉の老化 / 篩管形成 / タンパク質複合体 / 転写抑制 / シロイヌナズナ |
研究成果の概要 |
NACドメイン転写因子であるVNI2は、これまでにNACドメイン転写因子で道管形成の鍵因子であるVND7と相互作用する因子と同定されている。また、VNI2はVND7以外にも30ものNACドメイン転写因子と複合体を形成することを明らかにしており、本研究ではVNI2が複合体を形成する作用機構や生物学的意義を明らかにすることを目的として解析を行った。その結果、VNI2は葉の老化を制御する異なるNACドメイン転写因子と複合体を形成することで、多段階制御することを明らかにした。また、VNI2が相互作用因子の機能制御に重要なアミノ酸領域の特定にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物の成長は、外界の環境変化に対して柔軟かつ迅速に応答することで成立している。このような、内外からのシグナルを成長制御に伝達するためには、様々な制御機構が統合する仕組みが存在すると考えられている。NACドメイン転写因子であるVNI2はこれまで、VND7との相互作用を通じて、道管形成を制御することが明らかになっていた。本研究の成果は、VNI2は、異なるNACドメイン転写因子との相互作用を通じて様々な生物学的プロセスを制御すること、様々な役割を果たすことで植物の成長を厳密に制御する働きを持つことを示唆している。
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